2025年 12月号
冬は寒さと乾燥の季節となります。今回は、薬膳的な観点から、冷えと乾燥にいい食品や気をつける食品をご紹介させて頂きます。
「体が冷えている方は」、羊肉、鮭、さば、玉ねぎ、しそ、にら、にんにく、シナモン、ほうじ茶、紅茶などを食卓に加えるといいでしょう。気をつける事は、冷たい飲食をできるだけ避ける事が大切です。アイスや氷の入ったお水はもちろんですが、生もの(刺身、お寿司)、ヨーグルト、果物、生野菜、お蕎麦、コーヒーなどは体を冷やす性質がありますので、冷え性の方は、食べるとしても最小限にするか、温めて食べるといいでしょう。
逆に「ほてり体質」で、体に熱がこもっている方は、上記の食品を摂って、体をクールダウンしてもいいと思います。ただ、摂り過ぎは体に悪いので、ほどほどにした方がいいです。
「乾燥が気になる方は」、潤いを保つ食品を積極的に摂っていきましょう。例えば、きのこ類や豆乳、白きくらげ、ごま、豚肉、豆腐、れんこん、白菜などは、体に潤いを与える食品になります。気をつける食品は、冷たい飲み物や食べ物、辛すぎる物、生姜(温める性質の他に乾かす性質もある為)は、少なめにする事がおすすめです。
栄養学では、食品に含まれる栄養素を重視しますが、薬膳では、食品の性質(冷・温・操・潤)を重視します。健康にいいとされている物でも、その人の体質によっては、善にも悪にもなりますので、自分の体に合った食品を取り入れる事が大切です。体質に合わせた食品の摂り方が気になる方は、お気軽にご相談下さい。
わたなべ薬房
053-0041
北海道苫小牧市美園町2丁目1-4
■営業時間 9:00~19:00
■定休日 日曜日
お電話でのお問合せはこちら