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不調を改善(気・血・津液)

2025年 1月号

体の不調がある時に中医学(漢方)では気・血・津液(水)に問題がないかを考えます。今回は気・津液(水)の事についてご紹介します。

「気」とは、エネルギーのような物で、気が不足する事を「気虚」といい、疲れやすい、やる気がでない、風邪をひきやすいなどの症状が見られます。気が更に減ると、体を温める力が弱り「陽虚」という状態になり冷えが強くなります。また、ストレスがあると「気」の巡りが悪くなり渋滞します。すると張る症状が現れてきます。背中や脇、お腹が張るなどが特徴で、これを「気滞」といいます。

「血」は血液や栄養物質の事をいい、血が不足する事を「血虚」といい、立ちくらみ、爪がもろい、髪がパサパサ、目が疲れる、便秘、睡眠が浅い、イライラしやすいなど、栄養低下と潤い不足、精神症状が現れます。また、血の巡りが悪い事を「瘀血」といい、動脈硬化、高血圧、心臓病、認知症などの原因になります。目の下のくま唇が紫固定した痛みも瘀血です。

「津液(水)」は身体に必要な水の事をいい、津液が不足すると、のどが渇く、皮膚の乾燥、関節が動かしづらいなどの症状が現れます。逆に、水の巡りが悪く、水分代謝が悪いと、体に不必要な水が溜まり悪さをします。これを「痰飲」といい水毒のような症状が現れます。体が重だるい、胸苦しい、めまい、むくみ、気象病など。

中医学(漢方)では、これらの状態に合わせて「不足があれば補う」「滞っていれば巡らす「邪魔な物は取り除く」というやり方で体の不調を改善していく事ができます。