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口内炎

2024年 8月号

「口内炎になりやすい」 「繰り返し発症する」と、悩まれている方は多いです。口内炎は、ビタミン不足の他にも体の乱れや体質が影響しても起こります。今回は中医学(漢方)による口内炎を起こす原因をご紹介します。

 ①  急性の炎症が原因の「邪熱侵入」タイプ

急性の口内炎で、咽痛、口の渇き、口腔内の熱感、患部が赤く、痛みが強いのが特徴。風邪やヘルペス性口内炎などが原因の時もあります。

 ②  ストレスが原因の「心火上炎」タイプ

ストレス、憂鬱、怒りなどの精神的な影響が原因の口内炎。患部が赤く痛みも強いのが特徴。繰り返し起こりやすいタイプです。

 ③  飲食が原因の「脾胃湿熱」タイプ

消化の悪い食事(肉類、脂物、甘い物などの過食)、お酒を飲まれる方に多いです。飲食の不摂生により胃に熱が停滞して起こります。患部は腫れて痛み、水疱状になる事もあります。胃のむかつき、口臭、口渇を伴う事もあります。

 ④  慢性的に起こる「陰虚火旺」タイプ

口内に熱感や痛みがあるが、患部は赤くないのが特徴です。更年期前後の方や、ほてりや寝汗、口渇がある方に多く、反復して発症します。

 ⑤  胃腸が弱く疲れやすい方の「脾胃虚弱」タイプ

胃腸が弱ると起きる口内炎。冷え、軟便ぎみ、唇の渇きなどを伴い、繰り返し発症しやすく患部の周りは白く、痛みは弱いのが特徴です。

 

口内炎は上記のように様々な原因で発症します。原因に合わせた漢方薬もございます。口内炎でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。