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血虚(けっきょ)

2023年 10月号

中医学(漢方)では、血が不足している状態を血虚(けっきょ)」と言います。血が不足しているからと言って必ず貧血があるわけではありません。「血虚」になると、「潤い」「栄養」「精神状態」に影響を及ぼします。血虚で現れやすい症状をご紹介しますので、チェックをしてみて下さい。

【血虚の特徴】

『潤いの低下』…お肌が乾燥しやすい(乾燥肌)、顔色・皮膚にツヤがない、髪がパサつきやすい、抜け毛・枝毛が多くなった、大便乾燥の便(コロコロ便など)、フケが多い、かゆみ、口が渇くがあまり飲めない。

『栄養の低下』…疲れやすい、めまい、立ちくらみ、爪がもろく割れやすい、肩こり、冷え性、顔色が血色不良、目の乾きや疲れ、手足のしびれ、貧血、不妊症、生理の量が少ない、生理不順。

『精神状態』…気分が落ち込みやすい、心に余裕がなくなる、イライラする、睡眠がよくない(眠りが浅い)。

血虚があると上記のような症状がおこりやすくなります。特に女性の場合は、生理で物理的に血が消耗するので、血虚になりやすいです。また、秋は乾燥の季節ですので、血虚の方は乾燥の症状が強く現れやすくなります。

血の不足というと「鉄剤」を思い浮かべると思いますが、血虚は、単純な血の不足と違い、血があるけど働いていない状態も含みますので、「当帰」という生薬が多く入っている漢方薬が効果的です。「当帰」には、血液を補う、皮膚や腸を潤す、血液循環改善、月経を整える働きがあります。

血虚体質を改善したいとお考えの方は、お気軽にご相談下さい。