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気象病・天気痛

2023年 6月

最近では「気象病」という言葉も広く認識されるようになりました。気象病とは、低気圧が近づく(天気の悪い日、台風、雨の日)などに体調が悪くなる症状を言います。なぜ体調が天気に左右されるかというと、雨の日などは気圧が低くなります。外の気圧が低いと体内の圧が高くなり細胞が膨張する事で、体の不調を引き起こします。現れる症状や場所は人によって違います。

【頭部】…「頭痛」 「頭が重い」「眠たい」

耳】…「めまい」 「耳鳴り」

鼻】…「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」関節】…「関節痛」「リウマチ」

目】…眼球のむくみにより「目痛」、 胃腸】…「軟便」 「食欲不振」

などのような症状が天気によって悪化します。しかし、天気によって症状が現れる人と現れない人がいます。その違いはなんでしょう?

気象病が起こりやすい人は体内の水分代謝が悪くなり、体に必要のない水が停滞している所に低気圧で細胞が膨張する事で症状が現れます。原因は水分代謝の低下にあるので、出ている症状に合わせて水分代謝を促す漢方薬を飲む事で症状が緩和されます。

逆に天気がいい日に体調が良くない、頭痛がする、または旅行先、スーパー、人混みに行くと頭痛がするという人もいます。これらは、脳内のセロトニン不足三叉神経が過敏なために起こります。こちらは、セロトニンを増やす働きのある漢方薬と過敏に反応をする事を防ぐ漢方薬の服用で、症状は落ち着いてくるでしょう。

以上のように気象病に対する対処法は、それぞれあります。気象病でお悩みの方はご相談下さい。