2021年 6月
最近、人と会って話す機会が減ったり、行動が制限され、家に居る事が多くなった事で「不安感を感じている」という方が増えています。人と会って話す事や外出する事で、気持ちが晴れやかになったり発散できたりしますが、そういう機会が減ると気持ちが欝々となり不安感が出てきやすくなります。
不安感は、考え過ぎや悩み事、嫌な事、ストレスなどが重なる事で、脳が疲労して脳の栄養が消耗される事で起こります。
症状としては「睡眠が浅い」「些細な事が気になる」「集中できない」「落ち着かない」「動悸がする」「物忘れ」「イライラしやすい」など、人により出る症状は様々です。
中医学(漢方)では、不安感は脳=心(こころ)の栄養が消耗した状態(心血不足)、または心の栄養が枯れた状態(心陰不足)になると現れると言われています。心血不足では食欲が湧かなかったり、悩みやすくなったり、脳の働きが鈍くなったりします。心陰不足では、焦りやすい、イライラ、じっとしていられないなどの症状が加えて見られます。
心(脳)の栄養が不足した時には、12時前には就寝をするようにして、深呼吸をこまめにしましょう。「竜眼肉、遠志、当帰、酸棗仁」などが入った漢方薬もおすすめです。食事は「ナツメ、百合根、黒ゴマ、豆類」などを積極的に取り入れるといいでしょう。注意する事は、コーヒーや辛い食べ物は不安感をあおるので、不安感がある時は控えめにしましょう。
不安感が気になる方はお気軽にご相談下さい。
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