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人はどうして眠る

2021年 11月

睡眠はとても大切な生理活動の一つです。

では、人はどうして眠るのでしょう。1日の行動により得られた様々な情報を処理する為に脳が睡眠を起こさせると言われています。情報が多く脳が疲れるほど自然と眠くなってくるのです。逆に毎日同じような生活パターンで新しい情報が少ない生活を送っていると眠気が起きない、または睡眠時間が短くなります。高齢の方が眠れないというのは、このパターンが多いようです。この様な方は本などを読んで脳に新しい情報を加えてあげると睡眠が起こりやすくなるようです。

また、脳に刺激が多すぎて精神的な疲労ストレス、または興奮心配事が重なるなど、明らかな原因があって睡眠がとれないという時は、漢方薬などで対処してあげる事も必要です。

睡眠は深い眠り、浅い眠りをリズムよく繰り返しながら記憶の整理や疲労を改善していきます。この作業が行われる時間帯があり、よく言われるゴールデンタイム(20時〜2時)になります。この時、睡眠に必要な栄養(睡眠物質)が肝臓に蓄えられていないと良い睡眠ができなくなります。睡眠物質が肝臓に蓄えられるには夕食をとってから5時間位かかりますので、夜7時までには食事を済ませて 12時前には眠る事が必要です。また、夜8時以降に食事をしていると睡眠物質が肝臓に蓄えられないので寝ても疲労感がとれない状態が起きます。どうしても8時以降に食事をしないとダメな方は、消化を助ける漢方薬を飲む事で、消化が早まり睡眠物質が肝臓に蓄えられやすくなり、朝の目覚めもよくなってきます。また、加工食品の多い食事は睡眠物質が不足しやすくなるので要注意です。

これらのように睡眠は日常の行動と食事(内容や時間)に深いつながりがあるのです。睡眠でお困りの方は、お気軽にご相談下さい。