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こ う じ の 健 康 通 信

健康の事や気になる症状をお伝えする通信です。
 

大人にきび

2021年 9月号

にきびは、青春のシンボルと言われ、思春期に一番多く見受けられます。思春期に何故多いかというと、ホルモンバランスの乱れ、皮脂の分泌が旺盛な事などが原因となります。思春期のニキビは、ホルモンバランスが整ってくると落ち着いてくる事がほとんどです。とは言っても炎症状態が長く続くと跡が残る事もあるので炎症が長引いている場合は、しっかり対処してあげる事も必要です。

大人ニキビ20歳を超えてからも現れるニキビで、こちらはしつこく治りづらい。繰り返し発症するのが特徴です。しつこく慢性化した大人ニキビを改善するには、ニキビが発生するメカニズムを知ると、自ずと改善作が見えてきます。ニキビはホルモンの乱れから皮脂の分泌、角質の増殖が活発になって毛穴が詰まり細菌感染などが原因で炎症を起こしている状態です。さらに、食生活や腸内環境の悪化、ストレスなどの要因が加わりさらに治りづらく慢性化させてしまっているのです。これらをふまえて改善する方法は

❶毛穴の詰まりをとる❷炎症を抑える❸ホルモンバランスを整える事が必要です。

さらに生活習慣を見直していく事で、慢性化させている要因が減り、根本治癒する事ができるのです。出ている症状は「毛穴の詰まりによる炎症」ですが、治りづらいのは、ホルモンが大きく関係しているので、ホルモンを整える漢方薬を加える事で改善度が違ってきます。

夏バテは暑さより湿度

2021年 8月号

「暑くて体がしんどい」という方が特に多かった今年の夏ですが、まだまだ油断は禁物です。最近の北海道はお盆を過ぎた後も湿度が高く体にこたえる暑さが続く事が多いです。ちなみに夏バテは暑さの影響より湿度の影響が大きいです。実際、日本より気温の高い所から来た外国人でも日本の夏は体にこたえると言われます。それは、高温多湿な日本の気候が影響していると思われます。湿度が高いと空気がどんよりして、ベタ~っと湿気が体にまとわりつく事で、体が重だるくなってしまいます。気温が高くても空気がカラッとしていると、体もそんなにしんどくないものです。という事で、夏バテや体が重だるい疲れには湿気対策が効果的です。寝ても疲れがとれない、栄養剤を飲んでも元気がとれないという方は、体に溜まった湿気を取り除く対処をすれば、体がスッキリして軽くなってきます。このような疲れは栄養が足りないのではなく、体に不要な湿気が溜まり、悪さをしているからです。体の湿気を取り除くには漢方薬が効果的です。自分も随分助けられています。体に溜まった湿気を取り除き残暑を快適に過ごしましょう!

【体に湿気が溜まっているサイン】   

めまい  食欲が湧かない 寝ても疲れがとれないむくみ しめつけられる頭痛 便がベトッとしてきた 体や頭が重いなどの症状がある方は湿気が悪さをしている可能性が大ですので、気になる方はお気軽にご相談下さい。

夏に摂りたい食品

2021年 7月号

7月、8月は気温や湿度が高くなる季節です。夏バテという言葉がありますが、この時期は体調を崩しやすくなりがちです。そこで、今回は夏の体調不良を改善する食品をご紹介させて頂きます。夏と言えば暑さです。気温が高くなると、汗をかき、体がほてった感じになります。そんな時にはスイカトマト塩をかけて食べるといいです。スイカやトマトは体の熱をとるので、体のほてりを鎮めてくれるのと、失われた水分の補給にもなります。また、塩をかける事でミネラルの補給にもなります。そして暑さに湿度が加わると食欲が落ちてきてしまいます。そんな時は、冷奴に生姜をつけて食べる。また、苦味のあるゴーヤもいいです。食欲増進効果があるのでおすすめです。また、梅干しは疲労回復効果や食欲増進、ミネラルの補給にもなるので、夏は積極的に摂りたい食材の一つです。ミネラルや水分の補給に優れているのはお味噌汁。夏のむくみにはキュウリがいいですよ。これらの様に季節に合わせて旬の物を食べるのがポイントです。冬にスイカやゴーヤを食べると体が冷えてしまうので体調不良に・・・、夏の暑い時に適している食材となります。気をつけたいのは、冷たい物の取り過ぎです。冷たい物は胃腸の働きを低下させて夏バテ一直線となりますので、冷たい物を摂った後は温かいお茶を飲むようにしましょう。これらを参考に元気に夏を過ごしましょう!

不安感

2021年 6月号

最近、人と会って話す機会が減ったり、行動が制限され、家に居る事が多くなった事で「不安感を感じている」という方が増えています。人と会って話す事や外出する事で、気持ちが晴れやかになったり発散できたりしますが、そういう機会が減ると気持ちが欝々となり不安感が出てきやすくなります。

不安感は、考え過ぎや悩み事、嫌な事、ストレスなどが重なる事で、脳が疲労して脳の栄養が消耗される事で起こります。

症状としては「睡眠が浅い」「些細な事が気になる」「集中できない」「落ち着かない」「動悸がする」「物忘った」「イライラしやすい」など、人により出る症状は様々です。

中医学(漢方)では、不安感は脳=心(こころ)の栄養が消耗した状態(心血不足)、または心の栄養が枯れた状態(心陰不足)になると現れると言われています。心血不足では食欲が湧かなかったり、悩みやすくなったり、脳の働きが鈍くなったりします。心陰不足では、焦りやすい、イライラ、じっとしていられないなどの症状が加えて見られます。

心(脳)の栄養が不足した時には、12時前には就寝をするようにして、深呼吸をこまめにしましょう。「竜眼肉、遠志、当帰、酸棗仁」などが入った漢方薬もおすすめです。食事は「ナツメ、百合根、黒ゴマ、豆類」などを積極的に取り入れるといいでしょう。注意する事は、コーヒーや辛い食べ物は不安感をあおるので、不安感がある時は控えめにしましょう。

不安感が気になる方はお気軽にご相談下さい。

後鼻漏(こうびろう)

2021年 5月号

鼻水がのどに流れて、イガイガ、ネバネバする、咳込むなどの症状を後鼻漏(こうびろう)と言います。急性の場合は病院の治療で改善される事もありますが、慢性化するとなかなか改善しづらい症状です。鼻水が喉に流れるというのは症状で、起こしている原因は人により様々です。副鼻腔炎や慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎などが絡み合っている事が多いです。よく見られるのは、風邪を引いた時に副鼻腔の粘膜がやられて、その後、粘膜が修復できずに慢性化してしまう事が多く見られます。通常なら鼻の粘膜が刺激されて前から鼻水が流れてきますが、後鼻漏は副鼻腔の粘膜が刺激を受けて鼻水が流れるので前ではなく喉の方に流れるという仕組みがあります。そして、慢性化させている原因の一つに食事や生活習慣、体質が大きく関わっています。例えば、自分の消化処理能力以上に食べたり飲んだりすると、それが体に不必要な老廃物として溜まり、それが鼻水や痰の材料になってしまします。甘い物は鼻の粘膜をむくませ、過剰な水分は水毒となり鼻水や痰の量を増やします。冷たい飲み物やコーヒーなども胃腸を冷やすので、胃腸の働きが低下して老廃物を生みやすくします。体質では、疲れやすい、暑がり又は冷え症なども慢性化させている原因となります。後鼻漏を改善するには、食事や生活習慣を見直しながら、体質や症状に合わせた漢方薬を服用する事で、改善する事ができます。何年も症状が改善できずにお困りの方は、お気軽にご相談下さい。

めまい

2021年 4月号

めまいの症状には、周囲がぐるぐる回る回転性のめまいや姿勢を変えた時にグワンとするめまい、足元がふらつく船の上に乗っているような感覚のめまい、立ちくらみなど、原因により出る症状は様々です。めまいには内耳が原因の「内耳性めまい」脳が原因の「中枢性めまい」があります。中枢性めまいは重篤な症状も考えられますので検査が必要です。内耳性めまいには、良性発作性頭位めまい(耳石がはがれて半規管の中で動く事で起きるめまい。姿勢を変えた時に起こりやすい)前庭神経炎(ウイルスや菌により炎症を起こしためまい。風邪や高熱の後に起こります)メニエール病(半規管と蝸牛の中のリンパ液が濁りむくむ事で圧がかかり起こるめまい。回転性や耳鳴り、頭が重い、嘔吐を伴う事があります)以上が耳鼻科で診断されるめまいになります。その他に、検査をしても異常が見られないめまいもあります。精神的疲労が原因の「心因性めまい」やストレスや体質、季節により起こる「肝陽上亢」、過労や虚弱な体質な為に起こる「上気不足・気血両虚のめまい」、飲食の不摂生により老廃物が影響する「痰濁中阻」「加齢によるめまい」などがあります。これらは、体の弱りや乱れ、体質などが原因でめまいを起こします。めまいに対して漢方・中医学ではそれぞれの対処法がありますので、「検査で異常が見られない」「治療をしていてもいまいち改善しない」という方は、漢方薬を考えてみてはいかがでしょうか? めまいが気になる方はお気軽にご相談下さい。

日本人は糖尿病になりやすい

2021年 3月号

現在、日本での糖尿病患者は予備軍を含め2000万人いると言われています。日本は欧米に比べて高度肥満者が非常に少なく、世界の中でも肥満者が少ない国と言われています。それなのに糖尿病になる人が多いのは何故でしょう?食事が欧米化した事に加え、どうやら日本人の体質が大きく関係しているようです。まずは、糖を分解するインスリンの分泌量が元々少ない人種という事があります。日本人は農作物を食べてきた人種なので、糖を分解するインスリンの量は少なくてもよかったからです。もう一つは、日本人は、インスリンが効かなくなる要素を持っているからと言われています。これはどういう事かというと、内臓脂肪がつくと脂肪組織が肥大して慢性炎症が起きインスリンが糖を分解できなくなります。これをインスリン抵抗性といいます。このインスリン抵抗性が、内臓脂肪が多少ついただけで起きてしまうのが日本人の体質と言われています。そんなに太っていないのに糖尿病になる方はこのパターンになります。

このように、インスリンの分泌量が元々少ない、少ない内臓脂肪でもインスリンの効き目が悪くなる事が日本で糖尿病が多い原因の一つと言えます。

糖尿病対策には、基本は食事と運動になりますが、内臓脂肪の蓄積を抑え、脂肪組織の肥大による慢性炎症を抑えてインスリン抵抗性を起こさないようにする事が大切です。

皮膚炎と食養生

2021年 2月号

漢方で皮膚病を改善していく時に、食養生がとても重要になります。「アトピー性皮膚炎、ニキビ、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、赤ら顔」など皮膚病全般で食養生を行うのと行わないのとでは、改善の仕方が全然違うのです。ここで気を付けたい事は、テレビや雑誌などで皮膚には〇〇〇という成分がいいという物に飛びついてしまう事です。皮膚炎の方は処理できなかった老廃物が皮膚の状態を悪化させているので、ここで行うのは「何か栄養をとる」ではなく「何かを出す」つまり解毒(デトックス)する事が最優先となります。そして老廃物を溜めないようにする事も必要です。皮膚の炎症や解毒を行うのが漢方薬。老廃物を溜めないようにするのが食養生です。ここで気を付けたい食べ物をご紹介します。甘い物・脂物(チョコレート、菓子パン、甘いお菓子、揚げ物など)体の中で滞りドロドロを生みます。辛い物(唐辛子、カレーなど)刺激が強く熱性があるので炎症を強めます。コーヒーも興奮性があり熱性を高めます。乳製品(牛乳、チーズなど)高タンパクで消化吸収しにくいので老廃物の材料になります。冷たい物(アイス、刺身など)胃腸を冷やし食べ物の消化を低下させ老廃物が作られやすくなります。他にアルコールタバコなども悪影響を与えます。積極的に行う事は、煮物など和食中心に、パンよりご飯葉物の野菜(キャベツ、小松菜、白菜など)の比率を多くするといいです。

最初から完璧にしようと思うと難しいですが、やった分だけ効果に違いが出ますので、できるだけやれる事をやってみましょう。

冷え症さんの冬の過ごし方

2021年 1月号

寒さが厳しくなり、冷え症の方にとっては辛い季節と思います。冷え症と一言で言っても、冷えのタイプは大きく分けて3つあります。1つは「温める力が弱っている冷え」で、足腰やお腹、お尻や足首が冷える事が多いです。2つめは「血の巡りが悪い冷え」で、手足の先が冷たくなります。3つめは、「血が少なく温める物が少ない冷え」です。顔色が白かったり、立ちくらみしやすい方に多く見受けられます。一言に冷え症と言っても起きている原因は様々ですので、原因にあった対処法を行う事が大切ですので、気になる方はご相談下さい。

生活の中で気をつける事は、朝起きたら温かい飲み物を飲むようにして下さい。冷え症の方は体温より低い飲み物を飲むと、体温が下がって温めるのに時間がかかります。朝は一番冷える時間なので、まずは温い物を体に入れましょう。温かいスープや白湯などがいいですね。ホットコーヒーは温かいですが、コーヒーの性質は「寒」なので、体を冷やします。冬の間は控えた方がいいですね。そして、食事は体を温める食べ物を積極的にとりましょう。鮭や羊肉(ジンギスカン)、葱、お鍋、生姜(のぼせや乾燥症状のある方は注意)など。それと体を冷やす物を極力避けた方がいいです。冬に冷たいアイスはもちろん良くないですが、お寿司やお蕎麦、果物(南の地方の果物、特にバナナ)などは体を冷やしやすくするので、気をつけましょう。

冷え対策は飲食に気をつけながら、体を冷やさない工夫をする事が大切です。

冬 は 蓄 え る 季 節 で す

2020年 12月号

中医学で季節と臓腑には密接な関係があると考えられています。春は「肝」夏は「心」夏から秋は「脾」秋は「肺」そして今の季節の冬は「腎」などが関連し合っています。「腎」は西洋医学の腎蔵の意味とは違い、中医学の腎は生命エネルギーを貯蔵している臓腑と考えられています。腎の季節は冬なので、冬に頑張り過ぎたり体力を消耗する事をすると生命エネルギーの蓄えが減ってしまうので要注意です。冬は「気力や体力を温存して蓄える」事を意識して生活する事が大切になります。何故、冬に蓄える事が大切かというと、草木が芽吹き寒い冬から暖かな陽気が上がり始めて活動的になる春の季節を迎える時に腎の蓄えが少ないと「精神的な不調、なんとなく体が不調、アレルギーや目の疲れ」などの不安定な症状が現われやすくなるからです。毎年、春先に不調を訴える方は冬に腎を消耗してしまっていたのかも知れませんね。また、春の次の夏は活動的になる季節で、エネルギーが消耗されやすく、ここでも蓄えが少ないと「夏バテしやすい、不眠や動悸など心臓の負担が増える」などが現れやすくなります。このように冬に腎を消耗すると、その先の春や夏にも影響が現われてしまうのです。ちなみに秋は夏の消耗した体力を回復して、冬に備える季節となります。

冬の過ごし方は①頑張り過ぎない②睡眠をしっかりとる③体を冷やさないように温める④黒・白ゴマや山芋、豆腐、豚肉、白菜などを積極的に食べるなどを実践してこの冬を過ごしてみませんか。

風邪の引き始めは葛根湯だけじゃない 

2020年 11月号

冬になると増えてくるのが風邪です。風邪の時の漢方薬といえば、「葛根湯」が有名です。葛根湯は「風邪の引き始めの薬」と認識されている方が多いです。これは合っているといえば合っていますが、間違っているといえば間違っています。どういう事かと言うと、中医学では、風邪の引き始めにもタイプがあり「風寒のかぜ」と「風熱のかぜ」があると考えられています。

「風寒のかぜ」は、冷えが身体に入ってブルブル寒気がする、汗が出なく、口は乾かないのが特徴です。この時は寒気が主なので発汗させて温めながら冷えを飛ばす葛根湯麻黄湯が合っているタイプの風邪です。

「風熱のかぜ」は、熱の邪気なので、のどの痛みが強く、寒気もあるが熱っぽさが強く、口が渇くのが特徴で、清熱させて風邪を追い出す銀翹散が効くタイプの風邪です。また「風湿のかぜ」というのもあり、こちらは胃腸にきた風邪で、風邪の症状に下痢や吐き気が伴うのが特徴です。霍香正気散などを選択します。

このように風邪の引き始めでも風邪のタイプによって対策や飲む漢方薬が変わってくるのです。引き始めが風熱のかぜで清熱しないとダメなのに、風邪の引き始めだからといって葛根湯を飲むと、余計に熱を煽り、さらに発汗させて体力を消耗してしまい、風邪をこじらせてしまうので要注意です。

これからは「風邪の引き始めに葛根湯」ではなく風邪のタイプに合わせた漢方薬を正しく選択するようにしていきましょう。

秋 の 咳 は 乾 燥 

2020年 10月号

秋になると空気が乾燥してきます。臓腑の中で、乾燥に影響を受けやすい臓腑は「肺」です。漢方・中医学での「肺」は鼻、ノド、気管支や皮膚、大腸に関係していると言われます。ですので、乾燥してくると、鼻炎、喉の乾燥、咳、皮膚のかさつき、便秘などの、呼吸器系や皮膚、大腸系の症状が起こりやすくなります。以前、副鼻腔炎の治療中のお客様が、肺熱をとる漢方薬を服用していて便通が良くなったという例がありました。この例のように肺と大腸と鼻には密接な関係があるのです。また、肺といえば「せき」が一番多い症状ですが、肺は「潤いを好み、乾燥を嫌う臓腑」です。秋の乾燥した空気が、肺を犯すと肺気の働きに影響を与え咳が出やすくなります。秋によく出る咳の特長は空咳で、痰は少なく粘りがあります。対策としては、肺を潤わすような漢方薬を飲むといいでしょう。肺が渇いた時に出る咳に気管支拡張剤などの咳止めは病因が違うので改善しづらいのです。また、食養生としては、刺激のある食べ物、例えば「唐辛子、ネギ、生姜」などは、乾かして潤いを奪うので乾燥の症状が出ている方は控えた方がいいです。積極的にとりたい食品は「梨や柿」などの秋が旬の食べ物です。これらは肺を潤わしてくれる働きがあるので乾いた咳の時はおすすめです。

まだまだコロナが治まらない現状で、「咳をすると周りが気になる」という方は多いと思います。咳止めを飲んでもなかなか改善されなくて困っているという方は一度ご相談下さい。

長 期 の 微 熱 

2020年9月号

近、何日も微熱(37℃〜38℃)が続き病院に行っても異常がないと言われ、困って相談に来られる方が多く見受けられます。病院などでは、風邪の他、感染症、炎症があるかなどを検査で調べます。しかし検査で異常が見つからなければ、対処する事ができないのです。漢方・中医学では、検査で異常が無いのに微熱が続く事に対しての考え方があります。主に 「陰虚発熱」「気虚発熱」が多く見受けられます。他に「風邪の熱、決まった時間に発熱、ストレス性の熱」など、発熱のパターンは様々ありますが、よく見られる長期に微熱が続く陰虚発熱と気虚発熱のパターンをご紹介します。

「陰虚発熱」は、体を滋養する陰液の消耗により余った陽気が熱となる事で発熱します。症状は口が渇く、寝汗、夕方からのほてり、舌が赤いなどを伴うのが特徴です。この時は、減った陰液を補いながら熱を鎮める漢方薬を飲むと熱が落ち着きます。

「気虚発熱」は、疲労が続いた事で起きる熱で、疲れがある、元気がでない、食欲不振などを伴うのが特徴で、この時は、疲労を取り除き元気を回復する漢方薬を飲むと熱が落ち着きます。

風邪のような急性の熱は長くは続きませんが微熱は体の消耗が関係しているので、長く続く傾向にあります。それぞれの原因に対して対処をする事により、微熱は治まってきます。

このように漢方・中医学では長期の微熱に対しての対処法があります。検査で異常がないのに微熱が続いてお困りの方はお気軽ご相談下さい。

夏 の ダ メ ー ジ 

2020年8月号

以前はお盆が過ぎると、秋の気配がしてきた物ですが、最近はお盆を過ぎてからでも暑い日が続く事が多いですね。残暑と言われますが、年々体にこたえる残暑になってきているように感じます。暑い日が続くと、体温調整の為に汗を出します。中医学では、汗と共に気(元気)が失われ、陰液(体液)が消耗されると言われます。すると疲れがとれづらい、元気がでない、口やのどが渇く、ひどくなると熱中症となってしまいます。また、心臓に影響すると「動悸や息切れ」体液が消耗する事で「体がほてる、睡眠に影響が出る」などの症状が現われやすくなります。そんな時には、気(元気)や陰液(体液)を補う事のできる漢方薬を体質に合わせて飲む事で、体が楽になります。また、暑い暑いと冷たい水を摂り過ぎると、胃腸の働きがダウンしてしまいます。飲んだ水分を体が使える水に変える働きをしているのが胃腸です、胃腸が冷えると、飲んだ水分が体に活かされず、不必要な水となり溜まってしまいます。更に湿度が高いと体の水気が抜けづらくなるので、食欲が無い、体が重だるいという症状が現われてきます。このような胃腸の働きがダウンして重だるい疲れがある方は、体の水気を抜いて胃腸の働きを回復される漢方薬を飲むと体がスッキリします。

このように8月・9月は気温と湿度が、体に大きく影響してきます。この原因に対する対処をしてあげる事で、毎日を快適に過ごす事ができます。夏バテ・秋バテが気になる方はお気軽ご相談下さい。

マスクによる肌あれ 

2020年7月号

気温が上がり湿度が高くなる今の季節に、毎日長時間マスクをしていると、「顔がヒリヒリ」 「ブツブツや吹き出物が出る」などマスクによる肌荒れで悩まれている方が多くなっています。マスクを長時間つけていると、肌がマスクと接触し圧迫された状態になります。そこで喋ったりする事で絶えず摩擦が起こり、肌のバリア機能が損傷してきます。更にマスクをしていると「呼吸により蒸れる」「熱気と湿気を発散しづらい」などの条件も加わり雑菌や真菌、微生物などが増殖し、肌の常在菌のバランスが乱れ、肌にダメージを与えた結果、炎症性のトラブルが発生してしまう事がマスクによる肌荒れの原因となるのです。対策としては、マスクによる肌荒れは炎症性のトラブルがメインになりますので、炎症の原因(中医学では熱毒・湿熱と言います)を取り除き熱を冷まして炎症を鎮める方法で、肌バリアを守りながらデトックスする事が重要となります。スキンケアは、肌トラブルがある時は、普段使っているスキンケアをお休みして、炎症をとる、デトックスするなど肌トラブル専用のスキンケアに変更して肌への負担を減らして修復していく事が必要です。また、肌の状態に合わせた漢方薬の内服患部に薬液をつける漢方シップなどを使用すると回復が早いので、早く回復したい方や、なかなか改善しない方にはおすすめです。マスクによる肌荒れで、お困りになられている方はお気軽にご相談下さい。

 

その不調、湿気のせいかも? 

2020年6月号

6月に入り暖かな日が多くなってきましたね。気温が上がるのと同時に湿度も高くなってきます。北海道は本州に比べて湿度は低いですが、年々湿度が高くなってきているように感じられます。湿度が高くなると、身体の不調を訴える方が多くなってきます

例えば、体が重だるくなる、疲労感や倦怠感がとれない、頭が重い、食欲が無くなる、しめつけられる頭痛、むくみ、眠たくなる、関節の痛みやだるさ、めまい、皮膚トラブルなど。これらの不調の原因は湿気が影響していると考えられます。湿度が高くなると、体の中の湿気が発散されにくくなり、体に停滞してしまいます。すると余分な湿気が体に溜まる事で、上記の様な症状が現われてきます。更に脾(胃腸)は湿気を嫌うので、胃腸の働きが乱れ、食欲が落ちたり、便に粘りが出てくる方もいます。また疲労感があり栄養補給をしてもとれない疲れは、湿気が影響している事が多いです。対策としては、体に停滞した湿気を取り除いてあげる事で不調が改善していきます。例えば、軽い運動で汗をかく事で湿気が体から出ていきやすくなります。飲食は、冷たい物や味の濃い物は控えましょう。これらは胃腸の働きを低下させ水分代謝を悪くするので体に湿気を停滞しやすくしてしまいます。体に溜まった湿気は、取れづらく居座る傾向があるので、それでもダメな時は、湿気を体から追い出す漢方薬を飲むと早く湿気がとれて体がスッキリします。自分の不調の原因が湿気かなと思われる方はお気軽にご相談下さい。

女 性 の イ ラ イ ラ

2020年5月号

特別な理由もなくイライラしやすい、怒りっぽくなった、怒った後に後悔するなんて事はないですか?それは、アナタが悪いのではなく身体がそうさせているのです。そうさせている原因は、女性の身体の仕組み、月経周期と関係している事があります。女性は生理がある事で毎月、血を消耗しています。中医学では血がたっぷりあると心に余裕が生まれ、気がスムーズに巡ります。逆に血が消耗され回復されていないと、気をスムーズに巡らせる働きができなくなり、イライラしやすくなると考えられています。更に生理後10日後から生理開始前までは黄体期(高温期)といい体温が高くなる時期なので、身体に熱がこもりやすくなります。自然界では、熱い物は上へ上へと上がる性質をもっているのでこもった熱が身体の上部にある脳に上がると神経を過剰に興奮させイライラしやすくなったり、怒りっぽくなったりするのです。更年期でイライラするのも、身体にこもった熱が悪さをするという意味では似たような仕組みで起こっています。熱は機能を亢進させるので、イライラや動悸、のぼせ、ホットフラッシュなど亢進する症状が多く見られるのもそういう事なのです。対策としては、不足を補い、気の巡りを良くしながら頭部に上がった熱をクールダウンするような漢方薬を飲む事で本来の自分の姿に戻ってきます。生活習慣では12時前には寝る、夜更かしや考え過ぎは心の栄養が消耗されますので要注意です。気持ちを伸びやかにして気を巡らせる、春菊やセロリ、かんきつ類など香りのある食べ物を積極的に食べるといいです。イライラが強い時に辛い物やコーヒーは熱をあおり興奮させるので控えるなどの工夫をしながら生活していくといいです。身体の乱れを整えていく事で、気持ちも変化していきます。気になる方は、お気軽にご相談下さい。

アレルギー性鼻炎ではないの?
(血管運動性鼻炎)

2020年4月号

花粉症の方が新型コロナウイルス感染者と間違われないように「周囲の人に花粉症だとお知らせする缶バッチ」が話題になりましたが、北海道ではこれから白樺花粉の時期になってきます。更にアレルギー性鼻炎や温度差による鼻水やクシャミが出る血管運動性鼻炎などの症状が盛んになる季節です。今回はアレルギー性鼻炎に似ているけど違う「血管運動性鼻炎」についてご紹介します。症状はアレルギー性鼻炎に似ていて、くしゃみ・鼻水が出るけど、検査をしてもアレルギーではない(Ige抗体がみられない)という症状が血管運動性鼻炎です。血管運動性鼻炎は「温度差」「姿勢の変化」などで鼻水やくしゃみを頻発するのが特徴です。例えば寒い所から暖かい所 暖かい所から寒い所に行くと症状が強くなる。朝起きるとくしゃみを連発する、安静時や就寝時、食事中などに鼻水が多くなる方もいます。では、なぜ起きるかというと、鼻の周りの血の巡りが悪いために鼻粘膜が過敏になる事で起こります。例えば、気温が変化する事で、血液の流れに変化が起き、それに反応して鼻水が溢れ出てしまうのが一つ。寝ている姿勢から体を起こすと血液の流れが上から下へと変化するために、くしゃみを連発させて血液の流れを上に戻そうとする人間の防衛反応により鼻水が出てくるのです。

対策としては、冷たい物の飲食を控えるなどしながら、鼻の血流を良くして粘膜のバリア機能を高める事が必要です。アレルギーでは無いけど、温度差で鼻水が出る方は血管運動性鼻炎かもしれません?気になる方はご相談下さい。