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わたなべ薬房   

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こ う じ の 健 康 通 信

健康の事や気になる症状をお伝えする通信です。
 

風邪の引き始めは葛根湯だけじゃない 

2020年 11月号

冬になると増えてくるのが風邪です。風邪の時の漢方薬といえば、「葛根湯」が有名です。葛根湯は「風邪の引き始めの薬」と認識されている方が多いです。これは合っているといえば合っていますが、間違っているといえば間違っています。どういう事かと言うと、中医学では、風邪の引き始めにもタイプがあり「風寒のかぜ」と「風熱のかぜ」があると考えられています。

「風寒のかぜ」は、冷えが身体に入ってブルブル寒気がする、汗が出なく、口は乾かないのが特徴です。この時は寒気が主なので発汗させて温めながら冷えを飛ばす葛根湯麻黄湯が合っているタイプの風邪です。

「風熱のかぜ」は、熱の邪気なので、のどの痛みが強く、寒気もあるが熱っぽさが強く、口が渇くのが特徴で、清熱させて風邪を追い出す銀翹散が効くタイプの風邪です。また「風湿のかぜ」というのもあり、こちらは胃腸にきた風邪で、風邪の症状に下痢や吐き気が伴うのが特徴です。霍香正気散などを選択します。

このように風邪の引き始めでも風邪のタイプによって対策や飲む漢方薬が変わってくるのです。引き始めが風熱のかぜで清熱しないとダメなのに、風邪の引き始めだからといって葛根湯を飲むと、余計に熱を煽り、さらに発汗させて体力を消耗してしまい、風邪をこじらせてしまうので要注意です。

これからは「風邪の引き始めに葛根湯」ではなく風邪のタイプに合わせた漢方薬を正しく選択するようにしていきましょう。

秋 の 咳 は 乾 燥 

2020年 10月号

秋になると空気が乾燥してきます。臓腑の中で、乾燥に影響を受けやすい臓腑は「肺」です。漢方・中医学での「肺」は鼻、ノド、気管支や皮膚、大腸に関係していると言われます。ですので、乾燥してくると、鼻炎、喉の乾燥、咳、皮膚のかさつき、便秘などの、呼吸器系や皮膚、大腸系の症状が起こりやすくなります。以前、副鼻腔炎の治療中のお客様が、肺熱をとる漢方薬を服用していて便通が良くなったという例がありました。この例のように肺と大腸と鼻には密接な関係があるのです。また、肺といえば「せき」が一番多い症状ですが、肺は「潤いを好み、乾燥を嫌う臓腑」です。秋の乾燥した空気が、肺を犯すと肺気の働きに影響を与え咳が出やすくなります。秋によく出る咳の特長は空咳で、痰は少なく粘りがあります。対策としては、肺を潤わすような漢方薬を飲むといいでしょう。肺が渇いた時に出る咳に気管支拡張剤などの咳止めは病因が違うので改善しづらいのです。また、食養生としては、刺激のある食べ物、例えば「唐辛子、ネギ、生姜」などは、乾かして潤いを奪うので乾燥の症状が出ている方は控えた方がいいです。積極的にとりたい食品は「梨や柿」などの秋が旬の食べ物です。これらは肺を潤わしてくれる働きがあるので乾いた咳の時はおすすめです。

まだまだコロナが治まらない現状で、「咳をすると周りが気になる」という方は多いと思います。咳止めを飲んでもなかなか改善されなくて困っているという方は一度ご相談下さい。

長 期 の 微 熱 

2020年9月号

近、何日も微熱(37℃〜38℃)が続き病院に行っても異常がないと言われ、困って相談に来られる方が多く見受けられます。病院などでは、風邪の他、感染症、炎症があるかなどを検査で調べます。しかし検査で異常が見つからなければ、対処する事ができないのです。漢方・中医学では、検査で異常が無いのに微熱が続く事に対しての考え方があります。主に 「陰虚発熱」「気虚発熱」が多く見受けられます。他に「風邪の熱、決まった時間に発熱、ストレス性の熱」など、発熱のパターンは様々ありますが、よく見られる長期に微熱が続く陰虚発熱と気虚発熱のパターンをご紹介します。

「陰虚発熱」は、体を滋養する陰液の消耗により余った陽気が熱となる事で発熱します。症状は口が渇く、寝汗、夕方からのほてり、舌が赤いなどを伴うのが特徴です。この時は、減った陰液を補いながら熱を鎮める漢方薬を飲むと熱が落ち着きます。

「気虚発熱」は、疲労が続いた事で起きる熱で、疲れがある、元気がでない、食欲不振などを伴うのが特徴で、この時は、疲労を取り除き元気を回復する漢方薬を飲むと熱が落ち着きます。

風邪のような急性の熱は長くは続きませんが微熱は体の消耗が関係しているので、長く続く傾向にあります。それぞれの原因に対して対処をする事により、微熱は治まってきます。

このように漢方・中医学では長期の微熱に対しての対処法があります。検査で異常がないのに微熱が続いてお困りの方はお気軽ご相談下さい。

夏 の ダ メ ー ジ 

2020年8月号

以前はお盆が過ぎると、秋の気配がしてきた物ですが、最近はお盆を過ぎてからでも暑い日が続く事が多いですね。残暑と言われますが、年々体にこたえる残暑になってきているように感じます。暑い日が続くと、体温調整の為に汗を出します。中医学では、汗と共に気(元気)が失われ、陰液(体液)が消耗されると言われます。すると疲れがとれづらい、元気がでない、口やのどが渇く、ひどくなると熱中症となってしまいます。また、心臓に影響すると「動悸や息切れ」体液が消耗する事で「体がほてる、睡眠に影響が出る」などの症状が現われやすくなります。そんな時には、気(元気)や陰液(体液)を補う事のできる漢方薬を体質に合わせて飲む事で、体が楽になります。また、暑い暑いと冷たい水を摂り過ぎると、胃腸の働きがダウンしてしまいます。飲んだ水分を体が使える水に変える働きをしているのが胃腸です、胃腸が冷えると、飲んだ水分が体に活かされず、不必要な水となり溜まってしまいます。更に湿度が高いと体の水気が抜けづらくなるので、食欲が無い、体が重だるいという症状が現われてきます。このような胃腸の働きがダウンして重だるい疲れがある方は、体の水気を抜いて胃腸の働きを回復される漢方薬を飲むと体がスッキリします。

このように8月・9月は気温と湿度が、体に大きく影響してきます。この原因に対する対処をしてあげる事で、毎日を快適に過ごす事ができます。夏バテ・秋バテが気になる方はお気軽ご相談下さい。

マスクによる肌あれ 

2020年7月号

気温が上がり湿度が高くなる今の季節に、毎日長時間マスクをしていると、「顔がヒリヒリ」 「ブツブツや吹き出物が出る」などマスクによる肌荒れで悩まれている方が多くなっています。マスクを長時間つけていると、肌がマスクと接触し圧迫された状態になります。そこで喋ったりする事で絶えず摩擦が起こり、肌のバリア機能が損傷してきます。更にマスクをしていると「呼吸により蒸れる」「熱気と湿気を発散しづらい」などの条件も加わり雑菌や真菌、微生物などが増殖し、肌の常在菌のバランスが乱れ、肌にダメージを与えた結果、炎症性のトラブルが発生してしまう事がマスクによる肌荒れの原因となるのです。対策としては、マスクによる肌荒れは炎症性のトラブルがメインになりますので、炎症の原因(中医学では熱毒・湿熱と言います)を取り除き熱を冷まして炎症を鎮める方法で、肌バリアを守りながらデトックスする事が重要となります。スキンケアは、肌トラブルがある時は、普段使っているスキンケアをお休みして、炎症をとる、デトックスするなど肌トラブル専用のスキンケアに変更して肌への負担を減らして修復していく事が必要です。また、肌の状態に合わせた漢方薬の内服患部に薬液をつける漢方シップなどを使用すると回復が早いので、早く回復したい方や、なかなか改善しない方にはおすすめです。マスクによる肌荒れで、お困りになられている方はお気軽にご相談下さい。

 

その不調、湿気のせいかも? 

2020年6月号

6月に入り暖かな日が多くなってきましたね。気温が上がるのと同時に湿度も高くなってきます。北海道は本州に比べて湿度は低いですが、年々湿度が高くなってきているように感じられます。湿度が高くなると、身体の不調を訴える方が多くなってきます

例えば、体が重だるくなる、疲労感や倦怠感がとれない、頭が重い、食欲が無くなる、しめつけられる頭痛、むくみ、眠たくなる、関節の痛みやだるさ、めまい、皮膚トラブルなど。これらの不調の原因は湿気が影響していると考えられます。湿度が高くなると、体の中の湿気が発散されにくくなり、体に停滞してしまいます。すると余分な湿気が体に溜まる事で、上記の様な症状が現われてきます。更に脾(胃腸)は湿気を嫌うので、胃腸の働きが乱れ、食欲が落ちたり、便に粘りが出てくる方もいます。また疲労感があり栄養補給をしてもとれない疲れは、湿気が影響している事が多いです。対策としては、体に停滞した湿気を取り除いてあげる事で不調が改善していきます。例えば、軽い運動で汗をかく事で湿気が体から出ていきやすくなります。飲食は、冷たい物や味の濃い物は控えましょう。これらは胃腸の働きを低下させ水分代謝を悪くするので体に湿気を停滞しやすくしてしまいます。体に溜まった湿気は、取れづらく居座る傾向があるので、それでもダメな時は、湿気を体から追い出す漢方薬を飲むと早く湿気がとれて体がスッキリします。自分の不調の原因が湿気かなと思われる方はお気軽にご相談下さい。

女 性 の イ ラ イ ラ

2020年5月号

特別な理由もなくイライラしやすい、怒りっぽくなった、怒った後に後悔するなんて事はないですか?それは、アナタが悪いのではなく身体がそうさせているのです。そうさせている原因は、女性の身体の仕組み、月経周期と関係している事があります。女性は生理がある事で毎月、血を消耗しています。中医学では血がたっぷりあると心に余裕が生まれ、気がスムーズに巡ります。逆に血が消耗され回復されていないと、気をスムーズに巡らせる働きができなくなり、イライラしやすくなると考えられています。更に生理後10日後から生理開始前までは黄体期(高温期)といい体温が高くなる時期なので、身体に熱がこもりやすくなります。自然界では、熱い物は上へ上へと上がる性質をもっているのでこもった熱が身体の上部にある脳に上がると神経を過剰に興奮させイライラしやすくなったり、怒りっぽくなったりするのです。更年期でイライラするのも、身体にこもった熱が悪さをするという意味では似たような仕組みで起こっています。熱は機能を亢進させるので、イライラや動悸、のぼせ、ホットフラッシュなど亢進する症状が多く見られるのもそういう事なのです。対策としては、不足を補い、気の巡りを良くしながら頭部に上がった熱をクールダウンするような漢方薬を飲む事で本来の自分の姿に戻ってきます。生活習慣では12時前には寝る、夜更かしや考え過ぎは心の栄養が消耗されますので要注意です。気持ちを伸びやかにして気を巡らせる、春菊やセロリ、かんきつ類など香りのある食べ物を積極的に食べるといいです。イライラが強い時に辛い物やコーヒーは熱をあおり興奮させるので控えるなどの工夫をしながら生活していくといいです。身体の乱れを整えていく事で、気持ちも変化していきます。気になる方は、お気軽にご相談下さい。

アレルギー性鼻炎ではないの?
(血管運動性鼻炎)

2020年4月号

花粉症の方が新型コロナウイルス感染者と間違われないように「周囲の人に花粉症だとお知らせする缶バッチ」が話題になりましたが、北海道ではこれから白樺花粉の時期になってきます。更にアレルギー性鼻炎や温度差による鼻水やクシャミが出る血管運動性鼻炎などの症状が盛んになる季節です。今回はアレルギー性鼻炎に似ているけど違う「血管運動性鼻炎」についてご紹介します。症状はアレルギー性鼻炎に似ていて、くしゃみ・鼻水が出るけど、検査をしてもアレルギーではない(Ige抗体がみられない)という症状が血管運動性鼻炎です。血管運動性鼻炎は「温度差」「姿勢の変化」などで鼻水やくしゃみを頻発するのが特徴です。例えば寒い所から暖かい所 暖かい所から寒い所に行くと症状が強くなる。朝起きるとくしゃみを連発する、安静時や就寝時、食事中などに鼻水が多くなる方もいます。では、なぜ起きるかというと、鼻の周りの血の巡りが悪いために鼻粘膜が過敏になる事で起こります。例えば、気温が変化する事で、血液の流れに変化が起き、それに反応して鼻水が溢れ出てしまうのが一つ。寝ている姿勢から体を起こすと血液の流れが上から下へと変化するために、くしゃみを連発させて血液の流れを上に戻そうとする人間の防衛反応により鼻水が出てくるのです。

対策としては、冷たい物の飲食を控えるなどしながら、鼻の血流を良くして粘膜のバリア機能を高める事が必要です。アレルギーでは無いけど、温度差で鼻水が出る方は血管運動性鼻炎かもしれません?気になる方はご相談下さい。